みかん

ふと、空を見上げると淡い曇り空が見える。『あぁ、なんだかなぁ…』と独り言を言いながら、少し頭を抱え込んでいる。編入試験が終わってから、かなりの時間が経ったようだ。数えてみると既に約3ヶ月ほど経過している。何もせずに時間だけが過ぎていく。結果から言おう。僕は試験に失敗し、鬱ぎみになってふさぎ込んでしまった。精神が弱いと言われればそれまでだが、このショックは計り知れない。今までポジティブだった思考から180度変わってしまった。何をやるにも自信がなくなってしまいまるで魂の抜けた人形…と、少し辛辣な文面を書いたところで、この文章を書いてる目的は何だろうと今考えている。別に、沢山の人に読んでもらいたいわけでもないし、別に大した内容書いてないしなぁ。文筆家になって金儲けでもできれば良いのだが、そんな才能は僕にない。一応、文章を書く機会は多いので、少しは上手くなったのだろうか。もう冬も明けてしまった。最近は暖かい日が増えてきている。春は何かと新しいことが始まるタイミングという観念が僕の脳内に刻まれているので気分は少し高まる。とりあえず、大学4年生にもなるし就活しなきゃとか思うけど、僕はする気は毛頭ない。え、起業でもするんですか?そんな言葉が聞こえてきそうだが、するなら最初からしてるよバカヤロー。とりあえず公務員になることは決意した。このあとは決めていない。

でもやっぱり、ふつーが1番だよねって、みかん食べながら言ってるお婆ちゃん達を眺めている。あぁ、普通ってなんなんだろう。編入試験より考えるの難しそう。だから、僕には解けなそうです。また、後でじっくり考えてみるか。